円仁会株式会社の上村です。
今回は「看護師不足の時代に、もう一度現場で活躍できる働き方を設計する」について、お話します。

今月、まるっとけあ訪問看護ステーションでは、週20時間未満で勤務いただく非常勤ナースを3名採用しました。

これにより、当社グループで活躍する医療職は138名となりました。

採用数が増えたことも嬉しいのですが、それ以上に印象的なのは、面接や入職前の面談で多くの方から聞く言葉です。

「もう一度、看護を続けたい」

この声を聞くたびに、私たちはまだまだ地域医療に貢献できる余地があると感じています。

働きたくても働けない看護師がいる

特に子育て中のママナースからは、次のような声をいただきます。

  • フルタイム勤務は難しい
  • 夜勤に入れない
  • 子どもの体調不良に対応できる環境が必要
  • ブランクがあるため復帰に不安がある
  • それでも看護の仕事は続けたい

看護師不足が社会課題として語られる一方で、資格や経験を持ちながらも、働き方の制約によって現場を離れている方は少なくありません。

私たちは、この課題を個人の努力で解決するものではなく、組織の設計によって解決できる部分があると考えています。

短時間でも専門性は発揮できる

訪問看護の仕事は、必ずしもフルタイム勤務だけで成り立つものではありません。

訪問エリアの設計、シフトの組み方、情報共有の仕組み、管理体制などを整えることで、短時間勤務でも十分に専門性を発揮できる環境をつくることができます。

重要なのは勤務時間の長さではなく、その人が持つ経験や知識を、どのように地域医療へ還元できるかです。

実際に、限られた時間の中でも利用者様やご家族に寄り添い、高い専門性を発揮しているスタッフが数多く活躍しています。

人を大切にすることは仕組みで実現する

「人を大切にする」。

言葉としては簡単ですが、本当に大切なのは理念だけではありません。

働き続けられる制度があること。
無理なく勤務できる環境があること。
専門職として成長できる仕組みがあること。

そうした構造や仕組みがあってこそ、人を大切にする経営は実現できると考えています。

だからこそ私たちは、フルタイムか退職かという二択ではなく、その間にある多様な働き方を増やしていきたいと思っています。

まだまだママナースの力になれる

看護師としての経験や想いを持ちながら、働き方の制約によって現場を離れている方は数多くいます。

地域医療を支えるためにも、その貴重な経験を活かせる環境をつくることは、事業者としての大切な役割だと考えています。

「もう一度、看護を続けたい」

そんな想いを持つ方が、無理なく現場に戻れる選択肢を増やしていく。

そして、利用者様・地域・働くスタッフのすべてにとって持続可能な訪問看護の仕組みをつくる。

これからも私たちは、働き方の選択肢を広げながら、地域医療を支える組織づくりに取り組んでいきます。

円仁会株式会社 上村

訪問看護・在宅医療の現場経験をもとに情報発信しています。

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