
円仁会株式会社の上村です。
今回は「訪問看護フランチャイズを“準直営モデル”で考える理由」について、お話します。
訪問看護事業のフランチャイズについて考えるとき、私は一般的なフランチャイズモデルとは異なる発想が必要だと思っています。
なぜなら、訪問看護は「人」がサービスそのものである事業だからです。
飲食業や小売業のように、商品や店舗オペレーションだけを標準化すればよいわけではありません。
看護師、リハビリスタッフ、管理者。
その一人ひとりがサービス品質に直結します。
そのため、
- 採用
- 教育
- 管理者育成
- コンプライアンス
- レセプト運営
- 地域連携
これらを加盟店任せにすることは難しいと考えています。
特に訪問看護で最も重要なのは管理者です。
管理者によって、

・職場環境
・採用力
・定着率
・利用者満足度
が大きく変わります。
だからこそ、事業を再現可能なものにするためには、本部が運営に深く関与する必要があります。
私たちが考えるのは、いわゆるフランチャイズというより「準直営モデル」です。
開設支援だけではなく、
- 採用支援
- 教育支援
- KPI管理
- 管理者育成
- 経営改善
まで一体的に支援する。
そして重要なのは、最初から組織の標準化を進めることです。
理念だけでなく、
- 数字の見方
- マネジメント手法
- 評価制度
- 業務フロー
まで統一することで、地域が変わっても同じ品質を維持できるようになります。
経営は属人的であってはいけません。
誰が担当しても一定の成果を出せる仕組みを作ることが重要です。
訪問看護業界では、事業所ごとの差が大きいと言われます。
しかし、その差の多くは構造によって説明できます。
採用力も、利益も、組織力も偶然ではありません。
設計の結果です。
訪問看護の多拠点展開を考えるのであれば、単なる加盟店拡大ではなく、再現性のある運営モデルを構築することが不可欠だと考えています。