
円仁会株式会社の上村です。
事業を拡大していると、「全国展開はしないのですか?」と質問をいただくことがあります。
結論から言えば、現時点ではその考えはありません。
私たちは訪問看護事業を展開するうえで、対応エリアを限定する方針を持っています。
その理由はシンプルです。
責任を持てる範囲でしか事業を行わないためです。
訪問看護は、店舗数を増やせばよい事業ではありません。
重要なのは、
- 採用
- 教育
- 品質管理
- 地域連携
- マネジメント
を継続的に行えることです。
現場から離れれば離れるほど、組織の状態は見えにくくなります。
理念の浸透も難しくなります。
教育の質にも差が生まれます。
結果として、利用者様へのサービス品質にも影響が出ます。
私たちはそれを避けたいと考えています。
だからこそ、現在は横浜市・川崎市・東京都南部エリアを中心としたドミナント戦略を重視しています。
移動時間や地域特性を理解しながら運営できる範囲に集中する。
その方が採用効率も高くなり、管理者支援も行いやすくなります。
また、地域内で複数拠点を展開することで、
- 人材配置の柔軟性
- 教育体制の強化
- 管理者育成
- 地域連携
にも大きなメリットがあります。
経営というと、どうしても拡大することばかりに注目されがちです。
しかし実際には、
「どこまで広げるか」
と同じくらい、
「どこで止めるか」
も重要な経営判断です。
成長のために無理をするのではなく、品質を維持しながら持続的に発展することを選ぶ。
それが私たちの考える経営です。
大きさを競うのではなく、地域に深く根付き、長く必要とされる組織をつくる。
訪問看護事業においては、その考え方こそが最も重要だと考えています。