
円仁会株式会社の上村です。
今回は無駄な事務作業は「構造」でなくす─現場の声から始まる業務改善について、お話します。
この事務作業は無駄ではないでしょうか?
看護師チームからこうした声が上がることがあります。
私たちは、このような現場からの問いを非常に重要なものとして捉えています。
なぜなら、業務の違和感を率直に共有できる関係性そのものが、組織の健全性を示す指標だからです。
一方で、「すべて廃止すればよい」という判断は、必ずしも適切ではありません。
いわゆる“無駄”は、大きく3つに分類できると考えています。
無駄の3つの類型
- 本当に不要な業務
誰も活用していない、目的を失った作業 - やり方が最適化されていない業務
デジタル化や仕組み化によって効率化できるもの - 必要だが目的が共有されていない業務
意義が伝わっておらず、納得感がない状態
業務を見直す際の基本ステップ
当社では、以下の3点をシンプルに徹底しています。
- 「この業務は何のためにあるのか」を現場に確認する
- 誰がその情報・業務を必要としているのかを特定する
- 一度止めてみる(影響を検証する)
このプロセスを踏むだけでも、多くの業務は整理・削減が可能です。
“なんとなく廃止”が最もリスクが高い
最も避けるべきは、
「よく分からないまま、とりあえずなくす」という判断です。
業務には必ず設計意図があり、
それを理解せずに削減すると、別の形で非効率やリスクが発生します。
無駄は「構造」でなくす
当社では、無駄を個人の努力や気合で解決するものとは捉えていません。
業務はすべて「構造」で設計されるべきものです。
だからこそ、
- 看護師
- 理学療法士(PT)
- ケアマネジャー
といった専門職が、本来業務に集中できる環境をつくるために、
事務作業の削減・最適化を継続的に進めています。
単なる効率化ではなく、
「専門職の価値を最大化するための設計」として、
今後も業務構造の見直しに取り組んでいきます。