
― 単独運営から複数ステーション展開を視野に入れよ ―
訪問看護ステーションを開業しようと考えるとき、多くの方が「まず1つ成功させること」に集中します。
もちろん間違いではありません。
しかし結論から言えば、訪問看護ステーション経営は、最初から複数年計画で複数拠点展開を前提に設計すべき事業です。
なぜならこの事業は、「単独で安定させる」よりも、複数拠点化によって安定する構造だからです。
① 単独ステーション経営のリスク
訪問看護は、人材依存度が極めて高いビジネスです。
- 管理者が抜けたらどうなるか
- エース看護師が退職したらどうなるか
- 利用者が急減したらどうなるか
- 診療報酬が改定されたらどうなるか
単独経営では、これらの影響をダイレクトに受けます。
売上が1拠点に集中しているため、リスク分散ができないのです。
② 複数ステーション経営がもたらす安定
では、2拠点、3拠点、10拠点と増えると何が起きるのか。
- 人材の相互フォローが可能になる
- 管理機能を共通化できる
- 本部機能を持てる
- 採用力が上がる
- 取引先との関係が強くなる
経営は「点」から「面」へと変わります。
1拠点が揺れても、全体として安定する構造を作ることができるのです。
③ だからこそ「複数年計画」が必要
訪問看護は、開業1年目から高収益が出る事業ではありません。
一般的には、
- 1年目:基盤づくり
- 2年目:黒字安定
- 3年目:次の展開を検討
という流れになります。
重要なのは、1拠点を完成させてから次を考えるのでは遅いということです。
最初から、
- 2年後には4拠点展開
- 5年後には10拠点展開
- 管理機能をどう設計するか
- 誰を事業責任者として育成するか
を描いておくこと。
これが経営です。
④ 管理者に経営を任せてはいけない理由
訪問看護の管理者は、現場責任者です。
経営責任者ではありません。
経営と現場を分離しない限り、複数拠点展開は成立しません。
- 管理者は現場を守る
- 経営者は構造を設計する
役割を明確に分けることが、複数展開の第一歩です。
⑤ 単独開業思考からの脱却
「まずは1つ成功させてから考える」
これは職人思考です。
経営者思考は違います。
最初から全体像を描き、その一部として1拠点目をつくる。
この違いが、3年後、5年後の差になります。
⑥ 複数拠点化の本当の目的
複数展開の目的は、単なる売上拡大ではありません。
組織をつくることです。
訪問看護は社会的意義の大きい事業です。
だからこそ、“疲弊する個人経営”で終わらせてはいけない。
持続可能な仕組みに昇華させるべきだと考えています。
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